当会にお電話をかけてこられる方々のほとんどは、うつ病もしくは抑うつ状態で苦しんでいる方がらです。
中には「死にたい」願望にとらわれて、大変つらい思いをしながらかけてくる方もいらっしゃいます。
私たちはまず、「よくお電話をする勇気を持たれましたね」と感謝いたします。
うつ状態の時に新たなアクションを起こすことは、かなりエネルギーのいることです。
まずそのことに私たちは敬意を払ってお話をお聞かせいただいております。
私たちの電話やメール相談は、他の団体で行っている「傾聴」に主体に置きつつも、必要とあらば積極的にアウトリーチ(積極的介入)を行ないます。
自殺企図を行った方に対しては、何時にでも飛んで行って傷口や症状の確認を行い、病院搬送、手術が必要であれば家族との連絡、一人暮らしであれば家族の代わりになって同意書にサインして、命を助けるための最善の方法を取らせていただきます。
その後の生活についての相談も病院や保護所等の関係機関と連携をとりながら、安全に暮らせるように配慮いたします。
この3年間に重篤な事例がいくつかありました。
そんな時でも、おこなってしまったことを叱ることなく、一緒に寄り添っていくことをモットーにしております。
悩みは人それぞれにあります。それを大きい小さいで区別することは出来ません。
今あなたが抱えている悩みは、あなたの生きるエネルギーをどんどん吸い取って行ってしまいます。
勇気をもってお電話してみてください。
寄り添うことしかできないかもしれませんが、私たちはあなたのことを自分や家族の事のように心配していますよ。