精神科や心療内科にかかってしばらくすると、ドクターに自分の体調や心の重さがうまく伝わらないと思う方が多いようです。
日々のご相談の中でも、同じような事で悩んでいらっしゃる方のお話を聴く機会が多くなりました。
ご参考になるかはわかりませんが、今までに自分の体験と様々な方々のお話から少し書かせて頂きます。
ドクターとの受信の時間は3分〜10分位の短い時間で行われることが多いようです。
(もちろん、ドクターの判断で30分以上かけている例もたくさん聞いております)
うつ状態が辛い時期には、自分から自分の話しを切り出すのはたいへん難しいです。
たいていはドクターから「調子はいかがですか?」などと切り出されることが多いのですが、そこで患者側が「まあまあです」「いつもと変わりありません」などと答えていることが多いようです。
ドクター側からすれば、良い状態が「変わりなく」続いているのか、それとも悪い状態が「変わりなく」続いているのかの判断がつきにくい答えなのです。
短い時間ではありますが、出来ればこの1〜2週間の主なエピソードや、体調や心の状態(しんどいのか、楽になってきたのか)などを簡単にお話ししましょう。
あまりにもプライベートな問題と思われることは、他の相談機関にお話しした方がいいでしょう。
ドクターの仕事は、精神的なしんどさや辛さを医学的な立場から治療し楽にすることです。
家族の問題や近隣住民、友人関係などの問題は、それが今の病状によほどの悪影響を与えていない限り、おそらくドクターにも解決できません。
他の悩み事相談を受けている機関にご相談された方がよろしいでしょう。
実際、私たちが相談を受けている中でも弁護士につなげるケースが時々あります。
身体が重い、心が重いと感じたら、その事をぜひドクターに伝えてください。
ドクターは精神科のプロですから、それらの問題にはきちんと適切な処置をするでしょう。
その為にも、自分の今の病状をわかりやすく伝えることを心がけてください。
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